前バージョンのUbuntu8.10 Intrepid Ibexもかなり安定して動いていましたが、どうしても新しいバージョンが出ると入れ替えて試してみたくなるものです。
というわけで、早速EeePC701にインストールしてみました。
基本的な構想は今までと同じで、
- 英語版UbuntuにAnthyをインストールして日本語入力ができるようにする
- EeePCには光学ドライブがないのでインストールにはUSBメモリを使う
- Skypeでビデオチャット+日本語入力ができるようにする
- 他の用途でSDスロットを使う可能性があるので内蔵のSSDにUbuntuをインストール
早速、CDイメージをダウンロードしてインストールを始めましょう。
Ubuntuの公式サイトからインストールイメージをダウンロードします。
EeePCにUbuntuをインストールするためのブータブルUSBメモリを作成するには幾つか方法がありますが、
- Windowsマシンがある場合、Win32 Disk Imagerを使えばUSBメモリのドライブとダウンロードしたイメージファイルを指定するだけでライブUSBドライブが完成
- 他のPCでCDに焼いてライブCDを起動、System->Administration->USB Startuo Disk CreatorでライブUSBメモリを作成
バージョンが上がるごとにインストールも確実に楽になっています。
以前のバージョンでは起動時間を短くするために、EeePC用に最適化されているカーネルを使う必要がありましたが、Ubuntu9.04では標準で起動時間が約60秒程度です。
インストール直後から、ワイヤレスLANも、Fn+Fxキー等も一通りは問題なく使えそうです。
<日本語を使えるようにする>
Synaptic Package Managerから、"SCIM"と"Anthy"でパッケージを検索し、
- scim-anthy
- scim-bridge-agent
- scim-bridge-agent-gtk
- scim-bridge-agent-qt
- scim-bridge-agent-qt4
- scim-gtk2-immodule
- scim-qtimm
- kasumi
次にテキストエディタでデスクトップ起動時の設定を変更します。
sudo nano /etc/profile次にファイルの一番最後に、
# SCIM export XMODIFIERS='@im=SCIM' export GTK_IM_MODULE="scim" export XIM_PROGRAM="scim -d" export QT_IM_MODULE="scim-bridge" scim -dを追加します。
これで再起動すれば、画面上部のパネルにキーボードのアイコンが表示され、Ctl+SpaceでAnthyが起動するようになるはずです。
<フォントをインストール>
日本語が使えるようになったので、きれいなフォントをインストールしてみます。
以前はファイルマネージャーのNautilusで、”/font”フォルダを指定して新しいフォントをインストールすることができたのですが、Nautilusのバージョンが変わってから、この方法は使えなくなりました。
ですが、フォントのインストールは、”/usr/share/fonts”にフォントファイルもしくはフォントファイルの入ったフォルダを丸ごとコピーすれば簡単にできます。
フォントをコピー後、
sudo fc-cache -f -vで、コピーしたフォント名がどこかに出てくれば問題なくフォントはインストールできています。
<VGAアウトプット>
Ubuntu8.10では、Fn+F5でVGA出力を切り替えられませんでした(Xの再起動が必要:Ctl+Alt+Backspace)、9.04では標準で動作するようになっています。
ただし、そのままの状態では外部ディスプレイの解像度が800x600までしか選べません。
そこで、
sudo nano /etc/X11/xorg.confで、Section "Screen"のDeviceの下に、
SubSection "Display"
Virtual 1824 1248
EndSubSection
を追加します。追加する数字は、縦横のピクセル数の合計(EeePCのLCD+外部ディスプレイ)と同じか大きければ問題ないようです(理由は良く分かりません)。
この場合、横がLCDに800、外部に1024、縦がLCDに480、外部に768になります。
<内蔵マイクを使えるようにする>
内蔵マイクを使うには、
sudo rm /etc/X11/Xsession.d/70pulseaudioで、Pulseaudioのモジュールを読まないようにすることと、
sudo nano /etc/modprobe.d/alsa-baseで、新規のファイルに、
options snd-hda-intel model=3stack-digを追加して再起動することで可能です。
後は、適当にボリュームコントロールを調整すればOKです。
この状態でSkypeをインストールすれば、内蔵マイクもカメラも機能し、日本語でチャットも可能です。
以上で、EeePC 701でUbuntu9.04 Jaunty Jackalopeがとりあえず使えるレベルになりました。
| < Prev | Next > |
|---|



