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Thursday, 10 January 2008 |
Eee PC標準のOS(Xandros)で一通りのことができるようにはなったのですが、痒い所に手が届かないというか良く見えない部分が存在します。
個人的にはやっぱり好きなOSに入れ替えて自分で構築したと言う実感が欲しいものです。
定番のWikiサイトではEeePCを購入した人達が色んなことを試していますが、EeePCがちょっと特殊な構成であるために流石のLinuxと言えど自由に使えるようになるには少々ハードルが高かったのが現実です。
ところが最近、お気に入りのLinuxディストリビューションである”Ubuntu”に関する情報が充実し、多少の不具合はあるものの実使用上、問題のないレベルにまでチューンアップできるようになりました。
最も問題視されていたOSの起動時間も、標準のXandrosには及ばないものの実用上十分な速度にまで改善することができるようです。
と言うわけで、早速EeePCにUbuntuをインストールしてみたいと思います。
外付けのUSBドライブを持ち合わせていないので、UbuntuのライブCDをFlashドライブ(USBスティック)から起動できるようにします。
FlashドライブからUbuntuを起動する方法については多くのサイトで解説されており、ライブCDのみを使ってFlashドライブをUbuntuライブUSBスティックに変える方法もPenDriveLinux.comで紹介されていますが、手持ちのFlashドライブで試したところ、UbuntuのライブCDのようにUSBからの起動はできるものの、EeePCへのインストールの途中でエラーが出て先へ進めなかったので、ライブCDとisoイメージを併用する方法に変更しました。
基本的な手順は下記の通りです。
- FlashドライブをFAT16でフォーマット
サイトによってはFAT32でフォーマットしているので、どちらでもOKかも知れません。
ライブUbuntuのままfdiskコマンドでパーティション設定ができますが、何故か利用できない区画があったので、パーティションをすべて消去した後、Windowsマシンでボリューム作成、フォーマットを行いました(LinuxパーティションはWIndowsから簡単に消せない)。
- ライブUbuntu上でsyslinuxをインストール
sudo apt-get install syslinux
- スクリプトをダウンロードして実行可能権限を付与
wget http://kiwilinux.org/public/isotostick.sh
wget http://www.startx.ro/sugar/isotostick.sh
sudo chmod +x isotostick.sh
wgetはファイルをダウンロードするコマンド、chmodはファイルの権限を変更するコマンド。
- パーティションをブート可能に設定
sudo parted /dev/sdX set 1 boot on
sdX: "X"は環境に合わせて変更します(EeePCの場合で他にFlashドライブを使っていないなら、恐らく”sdb")
- スクリプトを実行
sudo ./isotostick.sh image.iso /dev/sdX1
エラーがなければ数分後にコピー完了です
"image.iso"は、Ubuntuのisoイメージファイルへのパス+ファイル名です
- Flashドライブにsyslinuxを適用
sudo syslinux /dev/sdX1
これで、FlashドライブからUbuntuが起動可能になりました。
EeePCの起動画面では記載がありませんが、EeePCのロゴが表示されている時に”ESC"キーを押すとブートするデバイスを選択できます
USBからUbuntuを無事に起動できたらEeePCのSSDへインストールします。
インストール中、設定画面が出てきますがEeePCの低解像度画面では画面外に出てしまいます。
通常、"Alt"キーを押したままウインドウをドラッグすることで画面外にウインドウを押し出すことができますが、Ubuntuの標準ではcompizと言うデスクトップ効果がONになっており、"Alt"を押してウインドウをドラッグしても画面外にウインドウを押し出すことができません。
デスクトップ効果をOFFにするには、"SYStem"=>"Preferences"=>"Appearance"の"Visual Effects"タブで"None"を選択します。
デクトップにある"install"アイコンからインストーラを実行してからは、ほとんどが自動で終了します。
注意が必要なのは、インストールする区画の設定を行うところで、自動ガイドを選ばずに手動(Manual)を選択し、使用できる全ての領域を一つのパーティション(4GB)にして、swap領域を作らず、フォーマットの種類を"ext2"に設定することです。
サイトによってはインストーラ標準のままswap領域を作成するように解説していますが、swapをさせないように後ほど設定を行うので限られた領域を最大限に利用するためにもswap領域は作らない方が良いかと思います。
フォーマットをext3ではなくext2にする理由は、ext3の方がディスクの書き込み回数が増えてSSDの劣化を促進するからだそうです
システムファイルのコピーが始まれば、ほんの数分でインストールは終了します。
EeePCを再起動してUbuntuが起動すれば、ひとまずインストールは成功と言えますが、EeePC用に多少の変更を加える必要があります。
- fstabとsource.listの編集
sudo gedit /etc/fstab
で、テキストエディタを起動、
/dev/sdc1 /media/cdrom0 udf,iso9660 user,noauto,exec 0 0
のような1行を削除します。
この変更をしないとFlashドライブが正しく認識されません。
次に、アップデータを起動する度に存在しないCDドライブを探すのを防ぐため、
sudo gedit /etc/apt/sources.list
で、テキストエディタを起動、
deb cdrom:[Ubuntu 7.10 _Gutsy Gibbon...
な感じの1行を削除します。
- ディスクの書き込み頻度を制限
sudo gedit /etc/fstab
上記と同じファイルを開いて、
UUID=57480.../ ext2 defaults,noatime,errors=remount-ro 0 1
の行の後半に"noatime"を追記、
tmpfs /var/log tmpfs defaults 0 0
tmpfs /tmp tmpfs defaults 0 0
tmpfs /var/tmp tmpfs defaults 0 0
これらの行を追加して保存します。
sudo gedit /etc/sysctl.conf
で設定ファイルを開いて、
vm.swappiness=0
を追加、保存します。
上記の設定でEeePCのSSDに優しいUbuntuの出来上がりです。
次に、EeePC+Ubuntuではうまく動作しないハードウェアやソフトウェアの環境を一気に変更してくれる便利なUbuntu-eeeスクリプト(使用したのはv1.0)を走らせます。
スクリプトをダウンロード後、適当な場所に解凍し、install.shに実行権限を与えて、
sudo ./install.sh all
全てを適用する場合は上記のコマンドで終了です。
同梱のREADMEファイルには個別に適用する方法等も記載されています。
Ubuntu-eeeに解説がありますが、どういうわけか上記のスクリプトを実行して再起動しても、Wifiが使えるようになっていませんでした。
Wifiを使えるようにするには、再度、上記のスクリプトを走らせた後、
sudo modprobe ath_hal
sudo modprobe ath_pci
を実行する必要があります。
その後は無事にWifiも使用可能になりました。
とりあえずこれでUbuntuのインストールは完了です。
電源ONからの起動時間は約50秒、Xandrosの約2倍はかかってますがUbuntuの汎用性の高さとサポートの情報量の多さを考えれば耐えられないものではありません。
誰かがそのうち大幅に起動時間を短縮する裏技を発見するのに期待するのも一興です(他人任せ)。
後は時間ができた時に、ぼちぼち日本語入力環境とXandrosの時に導入したソフトウェアの再インストール等を行いたいと思います。
Ubuntu7.10をインストールしたEeePCは、4GBのPC701に2GBのメモリを搭載、BIOSをアップデートしてCPUをクロックアップ(640→900MHz)しています
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