|
Friday, 09 November 2007 |
アメリカの家庭では、キッチンシンクの下にディスポーザーと呼ばれる調理時に出る食材のゴミや食べ残し等を粉砕し、生ゴミを下水道へそのまま流す装置が取り付けられているのが一般的です。
日本の下水道は、ディスポーザーにより粉砕された生ゴミが流れてくることを想定して作られていないため、処理応力が追いつかないこと、汚水が処理施設へ辿りつくまでに幾つか汚水が滞留する箇所があり、生ゴミが堆積、腐敗して悪臭の元になる恐れがある等、根本的な部分でディスポーザーを使用できる環境ではなく、ディスポーザーの設置を禁止している自治体がほとんどです。
※一部、汚水処理施設を自治体で設けている場合はこの限りではありません。
そんなディスポーザーですが、日本の台所のように三角コーナーを使う必要がないので、生ゴミによる汚れ、臭い、害虫の発生を抑えることができます。
また、生ゴミが減るため、ごみ収集上の悪臭も低減されます。
つまり、非常に衛生的(なはず)。
※それでもごみ収集上の悪臭はありますが...
当然、使い始めの頃は何でもかんでも放り込んで良いものかと思い、ありとあらゆるものを突っ込んでいました。
またそれが、”ゴガガガガー”と言う爆音と共に普通に流れて行くのでこれっぽちも問題とは思わなかったのですが、マンゴーの種を放り込んで状況が一転しました。
”バキバキ”、”ゴリゴリ”と言う爆音の後、水が流れなくなり、シンクに溢れ出てきました。
ディスポーザーを幾ら回しても水は流れてくれません。
アメリカに引越してきて間もなかったので、アパートのメンテナンスへ緊急コールしました。
駆けつけたメンテのおじさんが、キッチン下の配管を外して驚きました。
”何を放り込んだんだ?”
”へ?マンゴーの種”
”そんなもの流しちゃだめだ”
”何でも流して良いって聞いてたのに?”
等と色々押し問答があったわけですが、確かにマンゴーの種みたいなでかくて硬いものを粉砕するのは容易ではありません。
幸いディスポーザー自体はかなり頑丈な作りであるため大丈夫だったのですが、マンゴーの種が何処をどうすり抜けたのか、ディスポーザーの先の配管に種が詰まって水が流れなくなったようでした。
慣れない物を使う場合はきちんと説明書を読んだ方が良いと思った瞬間です。
その後も、バナナの皮、繊維質の多い野菜等は十分に粉砕できずに配管に詰まることが度々あります。
汚れ仕事になりますが、配管が詰まった場合は配管を外して詰まっている物を除去すれば簡単に問題は解消されます。
ところが先日、水は流れるのですがディスポーザーが動かなくなる事態に陥りました。
モーターは駆動しているようですがディスポーザーの刃が回転していないようです。
アパートのメンテナンスを呼ぼうかと思いましたが、あいにく家の中が散らかっているのでできれば自力解決したものです(今後のこともあるので)。
そこで困った時のネット頼み。
早速、ディスポーザーが詰まった時の対処方法を検索して見ました。
何処のサイトでも書いてあるのは、
”ディスポーザーは比較的簡単な構造で、詰まった時は本体下のシャフト穴にレンチを入れて手動でモーターを回せば詰まりが解消できる”
と書いてあります。
何と簡単な!と言う訳で、六角レンチを探し、本体下の穴に突っ込んで回してみるのですが.....動きません。
というより、サイズが違うので力が入りません。
やっぱりメンテナンスを呼ぶか...と思ったのですが、専用の工具でもあるのかも知れないと思い検索してみると、”Wrenchette(レンチェッテ)”なる専用レンチがあるようです。
こうなったらこれをゲットするしかないと、早速、”Lows”へ行き、レンチェッテを購入(約$5)。
残り1個をゲットできたので微妙に嬉しい気がしたのですが、良く見るとただの六角レンチ。
ぴったり合うサイズのレンチを持ってなかったので仕方がないと納得し、再度、ディスポーザーのシャフト穴へ突っ込んで回してみたところ...硬過ぎる...というより、本体壊しそう...どうも角度にして30度くらいは回るのだが、その後急に動かなくなります。
正常な状態を知らないので、こんなものなのかとも思ったのですが、モーターのシャフトに直結しているならもっと簡単に回るはずだと思い、壊れるのを覚悟で更にパワーを入れてみました。
”ゴキッ”すると、鈍い音と共にレンチがクルクルと回り始めました。
直ったのか?壊れたのか?
不安に駆られながら、恐る恐る電源を入れてみると...ウィーンと聞き慣れたモーター音がしました。
直ってる...。
色々と心配しましたが、結局はサイズの合う六角レンチひとつで簡単に不具合が解消。
メンテナンスも呼ばなくて済みました。
これも、”レンチェッテ”のおかげですが、ちなみにこのレンチェッテのサブタイトルは、ジャムバスター(詰まり殺し)...まぁ、素晴らしいネーミングなわけですが、ただの六角レンチであることは疑いようがありません。
そんなこんなで、色々とトラブルのあるディスポーザーですが、きちんと理解して使用すれば非常に便利な代物です。
日本でも是非、普及させてもらいたいものです。
我が家のキッチンシンクの配管はディスポーザーから出ている配管がメインの排水管と直角に繋がっているタイプで、ディスポーザーで問題なく粉砕された生ゴミでも、この配管の繋ぎ目部分に詰まることが良くあります。
例えば、大量の玉ねぎの皮等を放り込むと確実に詰まります。
配管を外して詰まっている異物を取るだけのことですが、これがかなり面倒臭い作業になるのでできれば避けたいものです。
ある時、物は試しとトイレが詰まった時に使う”プランジャー”を詰まったシンクで使ってみたところ(トイレで使っていない奇麗なプランジャーです)、以外にも簡単に詰まりを解消することができました。
詰まっているものが何なのかで効果のほどは変わりますが、前述の玉ねぎの皮程度であれば配管を外さずともプランジャーで圧力をかけてやるだけで押し流すことができるようです。
|